僕が結婚式までにあがり症を克服した記録

あがり症の僕にとって結婚式は人生最大の試練

僕はもの凄いあがり症だったので、結婚式が不安でたまりませんでした。嫁さんには言えませんでしたが、正直、結婚式が嫌で仕方なかったです。できれば、式はすっ飛ばして入籍だけで済ませたかったのですが、やはり親の意見などもあるので難しいです。

そもそも、人前で注目されるだけでも緊張してしまうのに、結婚式では挨拶(謝辞)や披露宴でのウェルカムスピーチ、両親への手紙、二次会でのあいさつ、妻への手紙・・・などなどスピーチを鬼のようにこなさなければならないんです。このあがり症の僕がですよ!?これはもう、人生最大の試練と言ってもいいですよ。

しかも、嫁さん側の出席者一同は「どれどれ、どんな男が旦那になるんだ!?」と、ちょっと興味を持って僕を観察してくることでしょう。式当日は、そんな視線が自分に突き刺さるのか・・・と考えただけでも、口から心臓が飛び出しそうになるほど緊張していました。

結婚式まで半年余り、この期間までにあがり症をなんとかできないものか?そう考えて、ネットや本などから情報を調べ集めました。

あなたも「自分はあがり症」というセルフイメージを持っていませんか?

初めて知ったのですが、人は「今の自分が当たりの自分だ」と思っているセルフイメージというものを持っているそうです。そのセルフイメージに合わせて、今の思考が行われ、それが行動に現れているんだそうです。

セルフイメージは1つのきっかけから始まり、経験の積み重ねによって定着していくそうです。例えば僕の場合「自分はあがり症だ」とセルフイメージを持っているのですが、これにも確かにきっかけあります。

僕があがり症を意識し始めたのは中学のときからです。小学校の頃は全校150人くらいの小さな学校で、6年間クラス変えもなく同じ仲間で過ごしていました。それが中学になると、全校1000人くらいのマンモス校に急に環境が激変。今まで見たこともないような不良グループなんかもいたりして、かなりびびって萎縮していました。クラスにも知ってる顔が2人くらいしかいなくて、アウェー感がハンパじゃなかったんですよね。

常に萎縮してるからか、授業中に当てられると、もの凄く緊張しました。特に国語の本読みが苦手で、緊張で声が上ずってしまうので、変に注目を浴びてしまったりもしました。こんな学生生活を送るようになってから、どんどん引きこもりがちな性格になって行き、いつの間にか「自分はあがり症だ」と意識的に思うようになっていました。たぶん、この時期にあがり症のセルフイメージが定着してしまったんだと思います。

そうなると、本当に人前がダメになってしまい、人と会話するだけで赤面してしまったり、症状はどんどんエスカレートしていきました。

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